『宝者』

2004年8月31日 日常
『宝者』・・・別に打ち間違ったわけではない。
『宝物』ではなく、親友以上の何よりも代え難い大切な人・・・『宝者』。俺の造語である。

こんなタイトルにしたのは、なんだか急に過去の事を思い出したからだ。

育ってきた環境がまったく同じ親友がいる。
産婦人科が同じ、同じ月に生まれ、幼稚園で同じクラス、小学は違うが
途中英会話教室で再会、中学で同じクラス、塾も同じで・・・現在に至る。
正に腐れ縁の友人である。最近でこそ会ってないが、奴が結婚するまで
は、しょっちゅう遊びに出掛けたものだ。

実は後にも先にも1曲だけなのだが、作詞・作曲を手掛けたものがある。
奴が結婚する時に捧げた曲。
地元の友達皆で集まって、バンドまがいの事をして練習したのを昨日の
事のように思い出した。
今聞くと雑な音楽である。しかしそこにはホントに大事な、親友へのメッセージが、想いが込められていた。

彼は今、幸せな結婚生活を過ごしている。喜ばしいことだ。
出来るなら俺も、幸せになりたいなぁ・・・。同じ環境で育った、ある意味俺の分身的存在の様な親友と同様に・・・。

彼は親友というより、俺にとって『宝者』である。

ここで、当時作った曲『Ring』の一番の歌詞だけを書き記します。

〜Ring〜

空にこぼれてる 一滴の光
僕の胸の中を  深く照らす
 
君は突然に 目の前に現れた
曇りの無い瞳で 僕を見つめてた

気が付けば僕らは 共に歩いていたよね
永遠に長く続く 二人のレールを

忘れないでね 誓ったあの言葉を
心の奥の隅にでも 残しておくれよ
 
過ぎ行く季節が 絆を深めてく
やがて一つのリングのように 二人を結んでゆく

何ヶ月も練習をし、彼ら夫婦をスタジオに呼んで生演奏をした。
本当につたない演奏だったが、皆が友を思い必死になって演奏する姿に感動したのか、彼女は涙を流していた。その涙はとても綺麗で、輝いていたのを今でも鮮明に覚えている。

長い人生の中、『宝者』と思える人間は極々僅かしかいないのではないかと俺は思う。
今現在、どれくらいの数の『宝者』がいるか。これから先、どれくらいの『宝者』が現れるのか・・・
それが人生を左右するのではないかと、俺は思っている。

皆には今、どれくらいの数の『宝者』がいますか?

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索